20代はAmerican Apparel(アメリカンアパレル)のタンクトップを愛用していました。
きっかけは、辻直子さんが愛用されているのを雑誌で見たこと。
鮮やかなカラーとピタッとしたサイズ感が好きだったんです。
お値段もお手頃で、レーサーバックタイプもあってお洋服からちらりと見せるスタイルも好きでたまに楽しんでいました。
着心地は普通だったかなと思うものの、当時あれだけのカラーバリエーションがあるのはとても新鮮で、ボディコンシャスなラインの西海岸らしい明るく元気なブランド観が大好きでした。
ところが残念ながら2016年12月に日本から撤退。その後アメリカでも破産保護を申告する等、ファンとしては寂しい限りです。
時を同じくして、少しずつ下着へのおしゃれに目覚めていった私。
今度はソニア パークさんの本を読んだのがきっかけ
最初はHANRO(ハンロ)のシンプルな黒のキャミソールとショーツを集めていました。
それまでのタンクトップとショーツの予算をはるかに上回る値段だったので、少しずつ揃えていましたね。
「筒編み」という脇の縫い目(サイドのシーム)がない光沢感のある美しいコットン製で、そのシンプル美の虜になっていました。
たまには定番品ではないシーズナルデザインのものを買ったりしながらも、基本は毎日黒か白のシンプルなコットンキャミソールというスタイルでした。
そしてそれからまた数年(その時、私は30代!)、満を持してオスカリートに出会うのです。チャオ!
Oscalito(オスカリート)とは
オスカリートは1936年にイタリアのトリノで創業。ファミリー企業で、今は3代目の社長のDarioさん。
高品質のニット製品を得意とするアパレルメーカーです。
正真正銘のイタリア製
創業以来、イタリア製にこだわっています。
トリノの自社工場で、デザインから裁断・縫製・仕上げに至るまで一貫して行われています。
工場では何十年も同じ機械を使ってゆっくりゆっくりと編み上げられるそう。
イタリアらしいデザインと極上の着心地
イタリア製と共に、イタリアらしいデザインにもこだわっていて、たしかにピタッとしたニット素材、それでいてサイズ展開が豊富でストレスフリーの着心地は、一度知ってしまうとやめられない!
とても精密なニットに施された柄も見てると、さすがクリエイティブなお国柄が出ているなぁと感心します。
ぽっこりお腹も目立ってしまうのだけれど、前向きに捉えると、そのおかげで緊張感を持って外ではお腹を引っ込めてます。
つまり多少は自分の身体に意識が向いているということですね。
天然素材へのこだわり
一部のアクセサリーを除いて、オスカリートで使用される素材は、全て厳選された天然素材。
化繊のすばらしさも、もちろんあるとは思うのですが、やっぱり天然素材がいい!と、大人になるにつれてますます実感しています。
オスカリート商品の主な素材は、マココットンやFiloscozia(フィロスコッチア)といった高級エジプト綿。オーストラリアのメリノウールやピュアシルクなど。
年を重ねると共にシルクの素晴らしさに開眼し、すっかりお世話になっている私ですが、オスカリートのシルクの魅力は、特殊な加工工程を経て、輝き・強度・柔らかさを増し、エレガントで洗練されていることです。
女性らしい色香を漂わせていて、そして丈夫なのです!
特に冬物の商品はシルクウール製のものが多く、シルクも温かさと快適な着心地に一役買っています。
ちなみに、オスカリートの製品は、「第二の肌」と表現されます。汗ばむ季節も肌寒い季節も、本当に大活躍してまるで身体の一部みたい(というくらい着ているストレスがほぼないのです!)。
サステナブルな取り組み
オスカリートって職人気質のブランドだな、と思います。
環境や人に配慮したビジネスモデルも素晴らしいと思います。
オスカリートの取り組みはこちら。
①リサイクル可能で生分解可能な天然繊維のみ使用
②高品質で長持ちし、すぐゴミにならない
③自然環境と人間の健康のための認可をとった原料を使用
④イタリアもしくはヨーロッパ内で原料の調達をすることにより、サプライチェーンの短縮
⑤地元トリノの職人である従業員をリスペクトする
⑥再生可能エネルギーを使用し、サステイナブルな包装やリサイクルされた素材を活用
Oscalitoのシンプルタンクトップがおすすめの理由
オスカリートのリブ編みの着心地の良さは、一度着るとすぐに分かります。
身体につかず離れずでさらっと着れて、もちろん筒編み。
素材にもよりますが、光沢感もとても素敵なんです。
カラーバリエーションも豊富で、イタリアのデザインセンスを十二分に感じることができます。
ただしオスカリート商品は高いのも事実。
レースのタンクトップもとっても素敵で愛用していますが、やはりレースがつくとぐんと高くなります。
あと素材によっても値段が高くなります。(ざっくり言うとコットン➡シルクウール➡シルクの順で高くなるイメージ)
その点、このシンプルなデザインのタンクトップは良心的な価格。
もちろん十分立派なお値段だとは思うのですが、デイリーユースにはこんなシンプルで機能的なタンクトップって素敵だなと思います。
ただしこれを着てしまうと、次はレース付きタンクトップ、そしてお洋服と、どんどんオスカリートアイテムがクローゼットに増えていくはず!