35℃の猛暑の中、娘と一緒にマティス展が開催されている東京都美術館へ出かけました。
上野駅に着くと、人の多さと構内の暑さにすっかりくらくらしましたが、いざ東京都美術館へ!
アンリ・マティス
20世紀美術を代表するフランスの画家(1869~1954年)。
「色彩の魔術師」ともうたわれ、皆さんもどこかで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
一人だったら、ゆっくりと解説を読みながら一つ一つ作品を堪能したかった…ところですが、娘と一緒だったので、すごい勢いで見て回りました。
とはいえ、入場に時間制限を設けているものの、大混雑で、ゆっくりと作品を見るのはいずれにしても難しかったと思います。
そんな中、高齢の男性が結構な割合で、ピントを合わせているのか大股開けて作品の写真を撮っていたのが印象的でした。
私は昔から写真に疎く、旅行先で景色や仏像とかを写真におさめようとしても、ついつい他の方の画面にうつる精密な画像を見ると、自分の持っているカメラの画質の悪さを恥じて、なかなか人前で風景や展示物の写真を撮るという習慣がつかないまま今日に至っているので、こんな混雑している会場で堂々と写真を前列ど真ん中で撮りまくっているオジイサンを見ると、少しうらやましくもありました。
そして通りすがりの目でキャッチしたところ、やっぱり彼の携帯の画面には、とても綺麗な作品が映っていました。
さて、今回驚いたのは、マティスの作風の多様性でした。
いろんな様式にどんどんチャレンジしていて、一人の画家とは思えない様々なスタイルの作品を見ることができました。
美しい色使いに癒されたのはもちろん、点描や切り絵の作風が最高に素敵でした!
ミュージアムショップで痛恨のミス
美術館に行くときは、作品を見るのと同じくらいミュージアムショップでのお買い物の時間が好きです。
さっきみた素敵な作品を、少しでも自分の日常に取り入れたいという気持ちで、毎回何かしら買ってしまいます。
ゆっくり作品をみれなかった今回も、張り切ってポストカードを選んでいると、何やら簡易的な“額縁”らしき紙製のグッズがすぐ近くに陳列されていました。
いつもはポストカードをそのまま壁に貼っていたけど、今回はこんな紙製の額縁があるなんて素晴らしい!と嬉々としていくつか購入しました。
お値段も400円前後と、とても良心的!
帰宅して中を開けてびっくり。
常識のない私が買ったものは、「額縁用マット」というものだったようで、ポストカードを「額縁用マット」に入れて額縁に最終的に飾ることが判明…
これだけではポストカードとマットが2重に重なっているだけ…
そういえば、この額縁風のアイテムの上に、本物の重厚な額縁もちゃんと並んでいたな、なんて思い出しても後の祭り。
困った時は「コクヨ ひっつき虫」
額縁なんて何個もないなぁ、なんて困っていましたが、だいじょうぶ!
私にはひっつき虫があるから。
器用なオットにセットしてもらって、今回も壁に額縁用マットを直接貼ってみました!
娘の作品とのコラボです。
仕事をしているデスクのすぐ横、目線の高さに飾れて、結果的に大満足となりました。