湯シャン、オーガニック志向や自然派ケアを愛する方は一度耳にしたこともあるのではないでしょうか?
肌断食と同様に、髪にもケミカルなものを使わない髪断食。
具体的に言うと、シャンプーを使わずに湯シャンすること。
でも中にはベトベトしたり臭いが気になったりと失敗談も多いようです。
「ついついお湯で洗う」ということに気をとられがちなのですが、実はもっと大事なのは髪をお湯で洗う前に、しっかりとブラッシングをして頭皮の汚れを落とすことなのです。
髪や頭皮の汚れを浮かすことで、お湯だけでも十分に汚れが落ちる下準備をしてあげること、また髪を濡らす前にもつれをほどいてあげることでダメージを防ぐことができます。
お湯だけで汚れが落ちる下準備をしよう
お料理や仕事と同様に、湯シャンも段取りが大切です。
いきなりお湯で短時間洗っただけでは汚れが取り切れずに、べたつきや匂いの原因になってしまうことがあります。
ブラッシングをするメリットはこちらです。
古い角質(フケ)が取れる
最初にブラッシングをしたときに、うっすらと白いものがブラシの先についていてぎょっとしました、恥。
前向きに捉えると、今まではそのままいきなりお湯で洗っていたということ。
洗っているつもりでしたが、頭皮の汚れがしっかりと取れていなかったということですね!
血行がよくなる
頭皮にしっかりとブラシが当たると、普段の生活ではなかなかマッサージできていない場所に刺激が加わり、血行が良くなります。
白髪や髪のうねりといった大人の髪の悩みは血行が悪いことも一因ですので、毎日ブラッシングすることで、一石二鳥の効果も嬉しいですよね。
私は昔からくせ毛なのですが、以前頭皮マッサージをしてもらって帰宅すると、ストレートヘアーになっていて家族に驚かれた経験があります!!
プロの手業には及ばないかもしれませんが、毎日少しでも頭皮のコリを改善して、血行をよくすることで、髪質改善を目指しています。
何よりも気持ちがイイ!
ブラッシングって本当に気持ちがいいんです。
誰かに肩をもんでもらっているような、あーそこそこ!と言いたくなるような、自分では今まで手が届かなかったツボを刺激してもらってる感じ。
頭もすっきりして気持ちが良いのですが、同じ皮でつながっている顔にも効いている気がします。
気持ちがいいことだと、毎日のブラッシングが全く苦ではなく、むしろお楽しみの時間になりますよ!
おススメのブラシとその理由
ベス工業 S型 ナイロンブラシ No. 916】です。
なぜこのブラシが湯シャン前のブラッシングにいいのか、その理由はこちらです。
ナイロン製なので洗える
髪質に相当難ありの私は、今までヘアケアにもお金を使ってきました。
櫛はイギリスブランド MASON PEARSON(メイソンピアソン)を20年近く愛用。
メイソンピアソンとは、猪毛を使った高級ヘアブラシで、長年に渡りプロのヘアメイクさんからも支持されています。
でも、湯シャンの前に猪毛や豚毛の櫛はNGです。
なぜなら、汚れを取るためのブラッシングですので、当たり前ですが汚れが櫛についてしまいます。
猪毛や豚毛のブラシは水洗いを推奨していないメーカーが多いかと思います。
こういった高級なブラシは、髪を洗った後の清潔な何もつけていない髪をブラッシングするために使いましょう。
その点、ベス工業のナイロンブラシは心置きなくじゃぶじゃぶ水洗いできるナイロン製ですので、毎晩お風呂に入る前にしっかりとブラッシングして、そのままさっと水洗いすればオッケー。
汚れが気になるときは、お風呂に入っている間に洗面所のシンクでつけこみ洗いをすると、お風呂から出たときにはブラシの汚れもすっかり浮き上がっているので楽ですよ。
ただ髪をとかすだけで程よい力加減でブラッシングができる
不器用でくせ毛の私は、ついついブラッシングの際に力を入れすぎてしまうのですが、
このブラシは毛にハリ感があり、力を入れなくてもきちんと頭皮にブラシの先が当たる設計です。
さーっと髪をとかすだけなのに、満遍なくブラッシングできます。
黒なので、汚れが目立つ
櫛やブラシのお手入れって、たまにするととっても汚れていてぎょっとしたことはありませんか?
汚れが目立ちにくい色だと精神衛生上は良いかもしれませんが、清潔に保つという意味では、やはり現実から目をそらさずお手入れできる方が良いのではないでしょうか。
汚れが落ちたかも一目瞭然ですので、毎日ブラッシング⇒絡まった髪の毛を取ってざっと水洗い⇒タオルで拭いて元の場所へ、とルーティーン化すればお手入れも苦になりません。
お化粧品もそうですが、道具を清潔に保つことって大事です。
お値打ち!
前述のメイソンピアソンと違って、こちらのナイロンブラシはとってもお手頃です!
気軽に試しやすい価格の良品だと思います。
ワックスや整髪料をつけるなら、湯シャンはNG
と、ここまで湯シャンについて語ってきましたが、もしワックスや整髪料をつけているなら、湯シャンはおススメできません。
この場合は湯シャンにこだわらず、シャンプーをしてしっかりと汚れを落とすことが大切です。
もちろんシャンプーをする際も、事前にしっかりとブラッシングするのがおすすめです。